追っかけ売り・追っかけ買いとは
「なんかよく分からないけれど、急に下がってきたからこの下落に乗っかろう!」
「なんかよく分からないけれど、急に上がってきたからこの上昇に乗っかろう!」
これがいわゆる、「追っかけ売り」や「追っかけ買い」ですね。
「飛び乗り」とも言います。
実際のチャート例でいうとこんな感じでしょうか。

これから下降トレンドが始まると思って、飛び乗って売ったものの、果たしてこれで勝てるのでしょうか。
今回はわざと負ける事例を出して解説しているので、当然負けることになるのですが、でもこんな追っかけエントリーをしてしまったことは誰でも1度や2度、または結構たくさんあるのではないかと思います。

どうして「おっかけ売り」をすると負けるのか?
どうして「おっかけ売り」をすると負けるのかと言うと、シナリオを考えていないからです。
自らの考えでエントリーしているのではなく、チャート上の値動きに追随しようとしてエントリーさせられているのが敗因です。
追っかけエントリーしてもたまに勝つときはあると思います。しかし、勝ち続けることは不可能と断言できます。
どうやったら勝てるようになれるのか?
では、どうやったら勝てるようになれるのかというと、
待ち伏せできるようになることです。
「追っかけエントリー」の逆の「待ち伏せエントリー」です。
つまり、
「ここまで下がってきたら買ってやろう」
「ここまで上がってきたら売ってやろう」
と、あらかじめ作戦を立てておくのです。
でも、そんなこと言っても、
どこまで下がったら上昇しやすいとか、
どこまで上がったら下落しやすいとか、
そんなこと分からないよ!と思う方もいるでしょう。
それが分かるには、チャートを深く深く分析する必要があります。
頑張ってチャートを解析していけば何か見い出せるかもしれませんし、いくら頑張っても何も分からないかもしれません。
勝ち組トレーダーになれるかどうは、その人次第です。残酷ですね。
為替相場はある法則で動いている

上の画像は塾長のトレード実績に掲載したものです。
ショートで +27pips と +64pips を利益確定し、利確直後にロングエントリーしています。
下降トレンドにおける戻り売りの成功例と言えるでしょう。
下降トレンドが始まっている、または下降トレンドになるだろうというシナリオを描き、そのシナリオに基づいて教科書通りに戻り売りが成功した内容です。
相場に絶対はありませんので、時にはシナリオ通りにならずに損切りすることもあります。
しかし、ある程度の高い確率で「ここから下降トレンドが始まれば、ここまでは落ちやすい」という相場の癖があります。
その相場の癖を知っていれば、シナリオを立てやすくなり、「待ち伏せエントリー」するコツを身に付けることができるようになります。
追っかけ・飛び乗りのようなその場限りのエントリー手法を卒業して、計画的にトレードができるような知識と技術を身に付けられるように頑張りましょう。
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