経済指標トレードツールの詳細説明

経済指標時に逆指値でトレードする自動売買(EA)」の詳細説明です。

初期設定

MT4:ツール → オプション を選択し、エキスパートアドバイザを選択。

  • 「自動売買を許可する」にチェックを入れる。
  • 「WebRequestを許可するURLリスト」にチェックを入れ、その下に https://ksy.xsrv.jp を入力する。

設定手順

ShihyoEntry2.00.ex4 をダウンロードします。

Windowsを使用している多くの人は「ダウンロード」フォルダに保存されます。

MT4:ファイル → データフォルダを開く を選択します。

そうすると、エクスプローラが表示されます。

MQL4をダブルクリックします。

Expertsをダブルクリックします。

先ほどダウンロードした ShihyoEntry2.00.ex4 をこのExpertsフォルダに保存します。

やり方はいくつかありますが、例としてはドラッグ&ドロップでの移動です。

そのほかのやり方としては、右クリックで「切り取り」してから貼り付けです。

次に、MT4で 表示 → ナビゲーター を選択して、ナビゲーターを表示します。

エキスパートアドバイザを右クリックして「更新」を選びます。

そうすると、ShihyoEntry2.00 が表示されます。

ShihyoEntry2.00 をダブルクリック、または、適用したいチャートにドラッグ&ドロップします。

パネルの表示位置

適用すると下のウィンドウが表示されます。

EA設定時に表示される画面、または、設定後にエキスパートアドバイザ設定メニューで表示した画面が上の画像です。

ここで、画面左端からの距離と画面上端からの距離を調整できます。

設定項目の説明

  • 赤色枠箇所
    現在のスプレッドがpips単位で表示されます。
  • 現在時刻
    ご自分のPCの時刻が表示されます。実行タイミングはここの表示時刻が基準です。
    PCの時刻が1秒でもずれていると影響が出る時がありますので、ずれていないか情報通信研究機構のサイトでチェックしてください。PC時刻を修正する方法(YouTube動画)
    なお、本ツールでは0.1秒間隔でPCの時間をチェックしているため、最大で実際のPC時刻よりも0.1秒遅くなる可能性があります。
  • 指標時刻
    経済指標が発表される時刻を24時間表記で入力します。
    24時(0時)に発表される場合は、23:59:59 と入力してください。
    24:00:00 と入力すると、システムが勝手に23:00:00 に変換してしまいます。
    00:00:00 と入力すると、その日の0時となるため、過去になるので使えません。
    0:30 の指標の場合は、24時(0時)を過ぎてから 00:30:00 と設定してください。
    (24時になる前に 00:30:00 を設定すると過去時刻になってしまいます。)
  • 何秒前
    「指標時刻」の何秒前に”逆指値エントリー予約”の設定を開始するかを指定します。
    「買い予約」と「売り予約」を全く同時にセットすることはできず、厳密には「買い予約」の直後に「売り予約」がセットされます。
    エントリー予約を開始してからセット完了までの所要時間は、FX業者のサーバーとの通信時間、サーバーの応答時間に依存します。
    推奨は「2」または「3」です。
    「1」は直前過ぎて、サーバー応答が遅い場合は指標時刻を過ぎてしまい、正常にセットできない可能性があります。
    「0」は機能しません。「指標時刻」になってからセット開始となり、「指標時刻」を過ぎている場合は設定しないようにしているためです。
  • 上pips、下pips
    ボタンを押して黄色表示になっている時だけ有効です。
    エントリー予約開始時の為替レートを基準にして、上下何pips離れたところにエントリー予約するのかを指定します。
    「買い」はAskから指定pips上、「売り」はBidから指定pips下に設定されます。
    エントリー予約開始時刻から指標発表時刻までの、例えば2秒の間に、値動きが激しくなったり、スプレッドが急拡大した場合、指標発表前にエントリーが発動してしまいます。
    そうならない程度の幅を指定してください。
    「2」でもうまくいくときもありますし、「10」や「20」にしても発表前に発動してしまう場合もありますので、経済指標の重要度やその時の相場状況によります。
  • 許容スプ
    エントリー予約する瞬間にスプレッドが何pipsまでだったら実行するのかを指定します。
    この値は「TS pips」よりも小さい値でなければなりません。そうしないと、エントリーした直後に損切りされてしまいます。
    指定値よりもスプレッドが広かった場合は、以下のメッセージが表示されます。(画像例では、許容スプに -1 を設定している。)
  • ロット
    取引するロット数を入力します。
  • 建値条件
    ボタンを押して黄色表示になっている時だけ有効です。
    エントリー後、ポジションの含み益が指定の条件値(画像例では、含み益が15pips)に達すると、損切ラインが建値プラス「余裕pips」値に設定されます。
    これは、マイナスが出ないようにしつつ、利益を大きく伸ばしたいときに効果的です。
    成功すると、「建値条件」の項目は白色表示にリセットされます。
  • 余裕pips
    「建値条件」と「余裕pips」ボタンは同時に有効・無効になります。
    損切ラインを建値に移動する際、建値から何pips余裕を持たせるかの値幅です。
  • TS pips(トレーリングストップ)
    ボタンを押して黄色表示になっている時だけ有効です。
    指定した値幅でトレーリングストップが実行され続けます。
    最初から「TS pips」を有効にしていた場合、初期損切ラインとして機能します。
    つまり、買い予約がヒットして買いポジションを持った直後に大きく下落してしまった場合、「TS pips」の値幅分だけ損切りになります。
    「建値条件」が有効で、「建値条件」に達した場合は、トレーリングストップも終了します。
    「建値条件」を有効にしていない場合は、利益確定になるまでトレーリングストップを実行し続けます。
  • 利確pips
    ボタンを押して黄色表示になっている時だけ有効です。
    TP(Take Profit)の設定です。利確したい為替レートではなく、期待する利益幅を入力します。
  • 分割決済 実行
    ポジション保有中にロットの一部を利食いする場合、「決済ロット」を入力してからボタンを押すと指定したロット分だけ分割決済が実行されます。分割決済を実行すると注文番号が新たに割り当てられます。
  • 緑色枠箇所
    保有ポジションの含み損益pipsです。

設定例1

損切も利確も設定されないため、エントリー発動後、自分で決済する必要があります。

「TS pips」は有効(黄色)にしておくことを強く推奨します。

設定例2

含み益が15pipsになると、建値の2pips上(売りの場合は下)に損切ラインが設定されます。
損が出ない状態を確保したいときに有効です。
ただし、含み益にならないといけないため、もし、一度も含み益が15pipsにならない場合は、自分で損切しなければなりません。

利確は自分でおこなう、または、損切ラインに引っかかって +2pips で終了です。ただし、スリッページによって+2pipsで利確できず、微損になる場合もあります。

設定例3

初期損切ラインの値幅を15pipsとして、エントリー後は、15pipsの値幅でトレーリングストップが実行されます。

含み益が大きくなるたびに損切ラインも前進します。

利確は自分で行う、または、トレーリングストップに引っかかって終了のどちらかです。

設定例4

100pipsの利益が出る場所に利確予約(TP)が設定されます。
利確ラインに達しそうにない場合は、自分で利確します。
損切ラインは設定されませんので、逆行してしまった場合は自分で損切りの判断をしなければなりません。

設定例5

初期損切ラインの値幅を15pipsとして、エントリー後は、15pipsの値幅でトレーリングストップが実行されます。

含み益が大きくなるたびに損切ラインも前進します。

含み益が15pipsになると、建値の2pips上(売りの場合は下)に損切ラインが固定され、それ以降はトレーリングストップは実行されません。
損が出ない状態を確保したいときに有効です。

利確は自分でおこなう、または、損切ラインに引っかかって +2pips で終了です。

設定例6

含み益が15pipsになると、建値の2pips上(売りの場合は下)に損切ラインが設定されます。
損が出ない状態を確保したいときに有効です。
ただし、含み益にならないといけないため、もし、一度も含み益が15pipsにならない場合は、自分で損切りしなければなりません。

利確は自分でおこなう、または、損切ラインに引っかかって +2pips で終了です。

100pipsの利益が出る場所に利確予約(TP)が設定されます。
利確ラインに達しそうにない場合は、自分で利確します。
損切ラインは設定されませんので、逆行してしまった場合は自分で損切判断しなければなりません。

設定例7

初期損切ラインの値幅を15pipsとして、エントリー後は、15pipsの値幅でトレーリングストップが実行されます。

含み益が大きくなるたびに損切ラインも前進します。

利確は100pips到達、または、トレーリングストップに引っかかって終了のどちらかです。自分で利確しても構いません。

設定例8

初期損切ラインの値幅を15pipsとして、エントリー後は、15pipsの値幅でトレーリングストップが実行されます。

含み益が大きくなるたびに損切ラインも前進します。

含み益が15pipsになると、建値の2pips上(売りの場合は下)に損切ラインが固定され、それ以降はトレーリングストップは実行されません。
損が出ない状態を確保したいときに有効です。

100pipsの利益が出る場所に利確予約(TP)が設定されます。
利確ラインに達しそうにない場合は、自分で利確します。

損益pips表示項目

エントリー発動後、現在の損益pipsが赤色枠箇所に表示されます。

トレード結果の表示機能

「結果」ボタンを押すと、エントリーポイントから決済ポイントまでの線が引かれ、トレード結果がチャート上に表示されます。

トレード結果のラインにマウスカーソルを合わせると、獲得ピップスが表示されます。

コメント

  1. メルシー より:

    指標トレードEAデモで使いたいのですがどの様にすればつかえますか?

  2. 管理人 より:

    ex4ファイルをダウンロードすれば使えます。

  3. メルシー より:

    エキスパートアドバイザーで更新できないですが何かげいいんがありますか?

    • 管理人 より:

      更新を選択してもShihyoEntryが表示されないということでしょうか。
      その場合は、Expertsフォルダにex4ファイルが保存されていないと思います。

  4. メルシー より:

    exPertsにわは入っていますが何度やっても更新できません

  5. メルシー より:

    上pipsか下pipsのぼたんをonにしててもずっと表示されてエントリーできませんがなにか設定が悪いのですか?