トレードをするときに為替レートは気にしない

FXにおいて環境認識をする際やトレードを組み立てる時に為替レートが現在いくらなのかは、私はほとんど気にしていない。

例えば、下のドル円1時間足チャートでは、現在の為替レートは 114.216、一番価格が安いところは 112.718 である。

上のチャートでは 112.718 を最安値として、そこから反発上昇してきたわけだが、環境認識する時に為替レートがいくらなのかは全くと言っていいほど見ていない。

それはなぜか。

環境認識をする時は、上昇トレンド中なのか下降トレンド中なのかを確認し、次にそのトレンドが継続する可能性が高いのか、それとも反転する可能性が高いのかを読み解いていく。

トレンドを読み解くうえで重要なのは高値と安値であり、その高値・安値の為替レート自体は重要ではないと考えている。

Y塾の受講生や卒業生は分かると思うが、講義中に私が「112.80 付近で反転した」とか「xxx.80 付近は止まりやすい」など、為替レートを軸にしてチャート解説することはない。

現在の為替レートを覚えていないので、テレビのニュース番組で「現在の外国為替市場は、1ドル 112.20 から 112.23 で取引されています」と報道しているのを聞いても、最後に自分がチャートを見た時よりも上昇したのか下降したのか、正直分からないのである。

Twitterやブログ、YouTubeなどでFX関係の情報を発信をしている人は、「今日の予想レンジは 112.30 ~ 112.90」のように為替レートを使って説明していると思う。

これは読者や視聴者に説明する関係上、為替レートを用いて説明しているのであって、その為替レート自体に重要な意味を感じている人は少ないのではないだろうか。

為替レートに重要な意味がある場面としては、オプションカットくらいで、その他には、日銀が介入を示唆する報道が出てきた時に為替相場界隈で注目されるレートくらいだろう。

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