分かったつもりで終わらせないために必要な「トレード添削」

トレード添削はトレード記録を一緒に振り返る形式

Y塾では、波形認識、資金管理、相場心理、トレード手法、トレード記録などの一通りのカリキュラムを学び終えると、トレード実践のフェーズに入る。

トレード実践のフェーズでは、トレード記録を付けながら日々トレードを行ない、1週間に一度くらいのペースでトレード添削の講義を受ける。

トレード添削では、1週間分のトレード記録を読み上げてもらいながら、当時、自分がどのように環境認識をしていたのか、どうのようなトレードシナリオを作成していたのかを説明してもらう。

その中で、講師である私が気になった点をどんどん指摘していく。

正確にはすぐに指摘するのではなく、まずはどうしてそのように考えたのかを質問する。

質問に対する回答が理にかなっているものであれば、「確かにそういう風に考えることもできますね」と同意することになる。

一方、値ごろ感や願望からそろそろ下がるんじゃないかという根拠の薄い説明の場合、「それは値ごろ感からの期待であって、本来は波形認識とラインなどから目線を決めていく必要があります。」といった感じの指摘をすることになる。

指摘される箇所が多い人はなかなか次の日に進めず、予定していた1週間分の振り返りができずに次週に持ち越しとなる場合もある。

指摘される内容の例としては以下の通り。

  • 結局、買い目線なのですか、売り目線なのですか。
  • ここのラインをどのように評価していたのですか。
  • マーク付けが間違っていますよ。Yツールと比較してみてください。
  • 買うならこういうシナリオが考えられるのではないですか。

時には、トレード記録を読み上げても文章が支離滅裂でどうしてこんなことを書いたのだろうと、受講生自身が首をかしげる時も稀にある。

そういう時は、こういう風に考えていたのかもしれませんねとフォローしつつ、そこを深堀しても次に活かせそうにない場合は、「では次に行きましょう」とさらっと流す。

そのような感じで、何度も添削を受けているうちに、多くの人は次第に環境認識やトレードシナリオがしっかりしたものとなり、指摘される回数が減ってくる。

ただ、中には何度も同じことを注意され、「もっと丁寧にチャートを読み取ってください」と指摘したり、「もっと深く考えるようにしましょう」とアドバイスする時もある。

具体的にどのようにチャートを読み解くのか、どこをどのように深く考えるのか、その具体例をその時に話しているので、その考え方を真似してもらえばいいと思っている。

最終的にトレードで勝てるようになるかどうか本人の才能と努力次第になってくるため、私としては、根気強く指摘し続けるしかない。

環境認識やトレードシナリオが指導された通りに書けている人は添削することがないので短時間で終了する。1コマ50分間の半分の時間で終わってしまった場合は、0.5コマ分扱いとして、残りの 0.5コマを次回に使う。

実際にトレードするのとしないのとでは大きな差がある

環境認識とトレードシナリオは立てるものの、仕事が忙しくて実際にトレードすることがほとんどできない人もいる。

そういう人には、Yツールのトレード予約機能を使ってほしいのだが、その余裕すらない人もいたり、直近の波形を確認してからエントリーしたいので、予約機能を使いたくない人もいる。

今週一週間のチャートを振り返って、「トレード手法に当てはめると、ここでロングエントリーしてここで利確できたのではないか」という仮想トレードは簡単だ。

問題は、その仮想トレードと同じことをリアルタイムで判断して実行に移すことができるかどうかであって、それがなかなか難しい。

たらればで話すよりも、実際にエントリーすれば、エントリーする前の緊張感、ポジション保有中のそわそわした気分、それらを経験値として積み重ねる方が、身をもって勉強することになるので、トレード回数があまりにも少ない受講生にはトレード回数を増やすことを提案している。

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