MT4で引いたトレンドラインが週明け月曜日にずれる問題の解決方法

MT4を起動してチャートを開いてみたら、「引いてあったトレンドラインの角度や場所がずれていた」なんていう経験はありませんか。

そして、その「ずれる現象」が発生するのは週明けの月曜日ではありませんか。

トレンドラインがずれるのは「週明けリセット」が原因です

「週明けリセット」とは何か。

勝手に「週明けリセット」と名付けたのですが、動作としては以下の通りです。

週明けリセット

週明けマーケットオープン時に、最新ローソク足(チャート右端のローソク足)より右側に描かれているオブジェクトはすべて週末マーケットクローズ時点に移動される(戻される)。

実例を用いて解説します。


週末時点のチャート:

週末マーケットクローズ時点の最新のローソク足は、赤色の垂直線(以下、リセット地点と呼ぶ)の場所です。

週明け後のチャート

それぞれの画像を拡大表示して確認してみてください。

どうですか。見事に週明けリセットされています。

では、上のオブジェクトから順に1つずつ解説していきます。

長方形は、右にはみ出た部分がリセット地点に横移動される

週末時点:

週明けリセット後:

①は右側にはみ出ていないので問題ありません。

②は、右側にはみ出ていた部分がリセット地点に移動されています。その結果、横幅が短くなりました。

③は、長方形全体が右側にはみ出ていたため、角4つがすべてリセット地点に移動され、短い縦線のような状態になってしまいました。

楕円も右にはみ出た部分がリセット地点に横移動される

週末時点:

週明けリセット後:

①は右側にはみ出ていないので問題ありません。

②は、右側にはみ出ていた部分がリセット地点に移動されています。その結果、横と縦の両方が短くなって、小さな楕円になってしまいました。

延長ありのトレンドラインは、右にはみ出た部分がリセット地点に横移動される

週末時点:

週明けリセット後:

黄色の長い線は「延長ありのトレンドライン」です。

上側のトレンドラインは、点3つのうち、赤色垂直線よりも右側にはみ出ていた右端の点が、リセット地点に横移動されました。その結果、角度が急になりました。これが週明けにトレンドラインの位置がずれる、角度が変わる原因です。

一方、下側のトレンドラインは3つの点がすべてはみ出ていないため、週明けリセットの影響を受けません。

延長なしのトレンドラインも、右にはみ出た部分がリセット地点に横移動される

週末時点:

週明けリセット後:

①、②、⑥、⑦は、トレンドラインの終端が赤色垂直線よりも右にはみ出ていなかったので影響ありません。

一方、③、④、⑤は、 トレンドラインの終端が赤色垂直線よりも右側に突き出ている為、リセット地点に横移動されました。

③と④はほんの少ししかはみ出ていなかったため、見た目では何も変わっていないように見えるかもしれませんが、実際は少しだけ角度が変わっています。

⑤については、大きくはみ出していたため、リセットによる移動距離が長く、角度のずれが目で見ても確認できます。

テキストや×マーク、チェックサインなどのオブジェクトはリセット地点に戻される

上の画像の通り、赤色垂直線より右側に配置してあったオブジェクトはすべてリセット地点に横移動されました。

水平線は影響なし

水平線は「週明けリセット」の影響はありません。

トレンドラインが週明け月曜日にずれる問題の解決方法

トレンドラインが週明け月曜日にずれないようにするには、「トレンドラインの右端を最新ローソク足までにとどめておくこと」です。

延長ありのトレンドラインの場合は、3点目が右側にはみ出ないようにすることです。

この理屈を知っておけば、週明けに崩れてしまったトレンドラインを修正する必要がなくなります。

余談

引いておいたトレンドラインがずれていることに気づいた時、

「どうしてずれたの?」

「この問題はどのタイミングで起きるのだろう?」

「どうすれば問題を回避できるのだろう?」

と課題を認識して、調査・検証を行って解決策を見つけることは大切です。

解決策を見つけられれば、今後はこうすれば良いんだと、「トレンドラインを引く時のルール」になりますからね。

ところで、この作業って、チャートの過去検証を行ってトレード手法を作成する作業と似ていませんか。

「どうしてここで反発していったのだろう。」

「どうしてここから大きく上昇していったのだろう。」

それらの共通点を探っていくうちに、「もしかして、こういう理屈で説明できるのではないか」というのが見えてくれば、「仮説」を立てて「検証」を積み重ねていくことができます。

Y塾では、そのような視点で検証した結果をトレード手法に落とし込み、カリキュラムとして受講生に教えています。

今回のトレンドラインがずれる問題の記事で細かく丁寧に調査を行ったように、相場心理やトレード手法についても緻密に調査を行って、厳格なルールを定義しています。

「自分でトレード手法を確立できずに困っている人」や「根拠を持ってトレードできるようになりたいと考えている人」はY塾で受講されることをおすすめします。

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