エントリールールの作り方

今日はトレード手法の中でもエントリールール、
エントリーの基準について話をしてみたいと思います。

Y塾では3波目でエントリーすることをおすすめしていますが、
まだ自分のトレード手法を確立できていない人については、
どうやってトレードルールを作ったらいいんだろうかという
ところに悩んでいるんじゃないかなと思います。

トレードするからには利益を取っていく、
できればストレスなく短時間で大きく利益を取りたい。

つまりは、ローソク足が大きく伸びるポイントを見極めて、
その初動でエントリーをしていって、グイグイ伸びていったところ、
伸び切ったところで利確。

これが理想です。

エントリールール作るには、大きく伸びたローソク足を検証していって、
どういうところでローソク足が大きく伸びたのかを検証していくことで
仮説を立てる。

こういう時に大きく伸びるんじゃないかな?

そういうふうに検証していって、それが優位性のあるポイント。
勝率としては60%以上のポイントを見つけて、
同じような場面になってきたらエントリーすればいいな
という風に自分のトレードルールを作ることができます。

下の波形で行った時に下降トレンドの中で
安値を切り上げて上昇1波2波3波目。

これ、初動でロングエントリー。
そうすると一気にグーンと上昇していって、
含み損を抱えることなく効率の良いトレードができる。

これがY塾のおすすめではありますが、
上昇3波目、ここだけがエントリーポイントだけではなく、
他にもいくつか伸びるポイントとして
ここがエントリーポイントですよという風に
Y塾の中では紹介しています。

Y塾に入るか入らないかは別として、
自分の中でこういうところでエントリーしようという風に
検証していくときの一つの目安を説明してみたいと思います。

ちょっとチャートに切り替えますと、
これ、最近の現時点のドル円1時間足のチャートです。

で、このチャートの中で大きなローソク足はどこかというと、ここです。
ここについては、先週金曜日2月3日の夜に発表された
雇用統計の結果が市場予想よりも良かったので大幅に良かったので
サプライズということで一気に上昇していきました。

で、ここは指標発表イベントきっかけに上昇したポイントですので、
事前に結果を知ることはできませんので、
ここは優位性のあるポイントではありません。

再現性のあるポイントとしてエントリールールを構築するというのは不可能です。
したがって、過去チャートの中でそういった経済指標の発表、
あと今日でいくと次期日銀裁関係の発言でちょっと上下動しましたけれども
こういった突発的な値動きは除外して
通常運転時の中で比較的大きく伸びているローソク足はどこかな
という風に着目をして検証してみる。

これがまず基本です。

そうやって私もトレード手法を
スクールで私が入った以前のスクールプラスアルファ、

自分の中でチャート検証していく中で
エントリーポイントを研ぎ澄ましていったわけですけれども
例えばこのチャートで、ちょっとローソク足が一本一本細いので拡大表示をしてみます。

そうすると、例えば先週のここ。
雇用統計のところは除外をして、
その前段階でどこで大きくローソク足が伸びてるかなーというところで見た時に
わりとここは先週は下落局面でしたが、大きめの陰線で言うと、
月曜日の朝、火曜日の夜、水曜日の夕方、夜、深夜。
木曜日の夕方、
ざっくりいくつかの目立つ陰線を見つけることができます。

この時に「どういう時にこういう大きな陰線ができるのかな」ということで、
「こういう時じゃないかな」というふうに仮説を立てる。
仮説を立てる時の視点としてはいくつか候補があります。
まず時間帯です。
大きなローソク足ができたのが、日本時間の何時ぐらいなのかな
という時間帯の関係性。

時間帯で行くと、為替市場では、東京時間、欧州時間、ニューヨーク時間。
大きく3つの市場でトレード参加者が多く入ってきていますので、
その3つの市場の開始時間帯などを比較して時間帯の観点で
チェックしてみるというのが一つ。

あとは経済指標を抜きにして、
波形認識から上昇3波目なのか下降3波目なのか、
または下降3波目ではなくここは下降5波目だなとか
下方一発目だなという時。
どうして3波目だと伸びるのか?
どうしてここは1波目なんだけれども大きく伸びていったのか、
この仮説を立てて、自分なりの検証をしていって、
優位性が見つかればそこをトレードルールの一つの
エントリーポイントとして定義していくことができます。

この先週の例でいきますと、
先週1週間で大きなローソク足が出たところをピックアップしてみますと
例えばここを1箇所、大きめの陽線2箇所。
そして、ここ。ここ。
水曜日から木曜日にかけて多いですね。
木曜日に上昇戻りも含めるとこんな感じ。

そうすると個数を数えてみますと、
月曜日は2カ所。火曜日は1箇所。
水曜日は多くて深夜も含めると4箇所。
金曜日は雇用統計を除外しているので。
水曜日と木曜日が2箇所といった具合。

1時間足チャートレベルで大きめのローソク足の数を数えると、
2、1、4、2、1となります。

したがって1時間足チャートレベルで
トレードを組み立てるときエントリーチャンスとしては
1日平均2回ぐらいということになります。

先週だけのサンプリングで行くと。なので、
そんなにエントリーチャンスは多くないですね。

なので、日中仕事をしていてチャートを見られず
夜だけとか朝はちょっと厳しいな。
夜だけとなってくると夜にエントリーチャンス
があるかというと月曜日はなし。
火曜日はこれ夕方なのでと考えると、
夜だけのトレードスタイルの人についてみると
1時間足チャートでのローソク足を見てのトレードを組み立てるというのは
かなり難しくなってきます。

やるので、あればもうちょっと小さな時間足、
5分足でスキャルピングで値幅は小さいけれども
数pipsずつ徐々にちょっと取っていくというスタイル。

または、Yツールなどのトレード予約機能を使って
トレード手法にのっとったところで
エントリーできるところでトレード予約を仕掛けておいて、
後はツールに任せて自動エントリー、自動決済をさせるというやり方が考えられます。

過去チャートを使ってエントリーポイントを見極めていくときの注意点ですが、
あまり昔のチャートよりも直近1週間とか直近2週間とか
状況を把握している期間での検証をおすすめしています。

どうしてかというと、先ほどお伝えしたように
指標発表とか突然の報道・サプライズなどによって
大きなローソク足ができる時がありますが、
そういった「このローソク足はちょっと除外して考えないとなぁ」
というのを把握しておく必要があります。

昔のチャートですと、そういったイベントやサプライズを把握しきれませんので、
直近の期間で把握しているところ、その期間において検証していくのが大切かなと思います。

したがってY塾では、2年間も3年間もずっと過去検証しましょうねみたいなことはしておらず、
見るべきは現在のリアルの相場。
現状の相場から仮説を立てて、数時間後または翌日にかけて
こういう波形を描くんじゃないかな?そういう波形をイメージしていって、
そういう仮説を立てて数時間後や翌日に答え合わせをしていく。

そういったリアルタイムでの検証とその結果の突き合わせ。
これが重要だと思っています。

ということでおさらいですが、
今日は「大きなローソク足がどの辺にできてるのかな」
「どういう条件の時に作られているのかな}
というのを探し出して、
それを自分なりのトレードルール、エントリールールの基準として
条件化していってやるといいんじゃないかなというお話をしました。

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